PROGRAM ARCHIVE番組アーカイブ
『GOING BACK~音楽と世界~ 』#44 2022/9/3 O.A.
9月3日放送分
#44「The Rolling Stones<第1回>」
第44回目のテーマは「The Rolling Stones<第1回>」。今なお現役!今年、デビュー60周年を迎えた唯一無二のバンドThe Rolling Stones。ブルーズに憧れた青年達が、世界を代表するロックン・ロール・バンドに成長していく…その始まりの時代「60年代」を探っていきます。
9月3日選曲リスト
-
21:01 The Rolling Stones “Come On (Original Single Mono Version)”(June 1963)
記念すべきデビュー曲です。Chuck Berryの曲を、ストーンズが少しだけ編曲を変えて、自分たちの雰囲気にアレンジしています。メンバーは、この曲の出来にあまり満足していなかったみたいで、滅多にライブでやることはありませんでした。
-
21:05 Chuck Berry “Come On”(October 1961)
Chuck Berryが歌ったオリジナルのヴァージョンです。ストーンズがデビュー曲にしていなければ、さほど注目されていなかった曲だと思います。初期のストーンズは、カヴァー曲が中心で、ほとんど自分たちの曲らしい曲はありませんでした。
-
21:08 The Rolling Stones “I Wanna Be Your Man”(November 1963)
ストーンズの2枚目のシングルは Paul McCartneyとJohn Lennonが手がけた“I Wanna Be Your Man”です。
-
21:11 The Rolling Stones “Bye Bye Johnny”(January 1964)
シングル“I Wanna Be Your Man”に続いて、約2ヶ月後、4曲入りのEP『The Rolling Stones』を発表しました。全曲がカヴァー曲で構成されたEPで、この“Bye Bye Johnny”は、またChuck Berryのカヴァーです。
-
21:14 The Rolling Stones “You Better Move On”(January 1964)
こちらもEP『The Rolling Stones』の中から、B面の1曲目に収録された曲で、アメリカのシンガーArthur Alexanderが作った楽曲をカヴァーしたものです。このEPの録音は、全部モノラルでしたが、いま聴くとかなり原始的な録音に聴こえます。
-
21:18 The Rolling Stones "Poison Ivy [Version 2]”(January 1964)
同じくEP『The Rolling Stones』のB面2曲目に収録。この曲のオリジナルを歌ったのは、The Coasters。作曲を手掛けたのはJerry LeiberとMike Stollerです。これぞ、初期のストーンズらしい1曲です。
-
21:20 The Rolling Stones “Not Fade Away (Original Single Mono Version)”(February 1964)
EP『The Rolling Stones』に続き発表された3枚目のシングル。元々は、Buddy Hollyのシングル“Oh, Boy!”のB面に収録されていた曲で、後に、Grateful Deadがライヴで何百回も演奏することになります。
-
21:24 The Rolling Stones “Route 66”(April 1964)
ストーンズのデビュー・アルバム『The Rolling Stones』の1曲目に収録。既にNat King Coleの歌で有名になっていましたが、ストーンズはChuck Berryのヴァージョンをカヴァーしていました。
-
21:28 The Rolling Stones “I Just Want To Make Love To You”(April 1964)
こちらもデビュー・アルバム『The Rolling Stones』からMuddy Watersをカヴァーした1曲です。オリジナルはスロー・テンポですが、ストーンズのヴァージョンは、相当速いテンポで歌っています。この時期のストーンズは、相当なブルーズ・マニアでした。
-
21:32 The Rolling Stones “Honest I Do”(April 1964)
デビュー・アルバム『The Rolling Stones』が続きます。彼らが取り上げたブルーズの曲・・・続いては大好きだったJimmy Reedのカヴァーです。
-
21:34 The Rolling Stones “Mona (I Need You Baby)”(April 1964)
続いてはBo Diddleyのカヴァーです。この曲のBo Diddleyのビートは、今でこそ当たり前のようになっていますが、この当時のイギリスでは、ほとんど認識されていませんでした。僕はこの曲に、特別な思い入れがあって、娘のミドル・ネイムにしたくらいです。
-
21:40 The Rolling Stones “I’m A King Bee”(April 1964)
彼らが取り上げたアーティストの中でも、ルイジアナのブルーズ・シンガーだったSlim Harpoは、とりわけ渋い存在でした。
-
21:47 The Rolling Stones “Carol”(April 1964)
当時、ほとんど知られていなかったChuck Berryの “Carol”でしたが、ストーンズがデビュー・アルバムで取り上げたことで、世界的に有名な曲となりました。
-
21:47 The Rolling Stones “Tell Me”(April 1964)
このデビュー・アルバムの中には、数曲だけオリジナル曲も入っていました。メンバー全員(Nanker Phelge名義)で作った曲は、"Now I've Got a Witness (Like Uncle Gene and Uncle Phil)"と"Little by Little"です。そして、この “Tell Me”は、Mick JaggerとKeith Richardsの二人が作ったものです。ストーンズとしては、アメリカで最初のヒット曲となりました。
-
21:51 The Rolling Stones “Walking The Dog”(April 1964)
こちらはRufus Thomasがオリジナルです。デビュー・アルバム『The Rolling Stones』のジャケットは、バンド名やアルバム・タイトル表記が一切ない、前代未聞のデザインでした。また1964年4月に発売されて、5月2日から12週間連続で、イギリスのアルバム・チャートの1位を独占しました。
※福島県外で聴く場合は、radikoのプレミアム会員への登録が必要になります。放送後は、1週間タイムフリー機能で聴くことができます。
リスナーの皆さんからのテーマのご提案や番組の感想もお待ちしています!