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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#34 2022/6/25 O.A.
6月25日放送分
#34「Love & Peaceの時代<第3回>」
第34回目のテーマは「Love & Peaceの時代<第3回>」。前回に引き続き、サイケデリック時代のピークとも言える1967年の音楽を特集します。この時期、イギリスの音楽界もサイケデリックに染まっていきます。とにかく名曲が多いです・・
6月25日選曲リスト
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21:00 Procol Harum “ A Whiter Shade Of Pale”(May 1967)
Procol Harumのデビューにして大ヒット曲、日本では邦題の『青い影』としても知られています。この曲の作詞を手がけたKeith Reidは、フランスのヌーヴェル・ヴァーグやBob Dylanの音楽にも影響を受けていました。
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21:08 Traffic “Paper Sun”(June 196May 1967)
The Spencer Davis Groupを離れたSteve Winwoodが、新たに結成したグループTrafficで発表したデビュー・シングルです。作曲をしたのはSteve WinwoodとJim Capaldiの二人で、シタールを使うことで独特で斬新な雰囲気を生み出しています。
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21:14 The Small Faces “Itchycoo Park”(August 1967)
フランジング効果を楽曲に初めて取り入れるなど、彼らがそれまで発表してきた楽曲とは少し違った雰囲気を持っていました。この曲は「ドラッグ・ソングなのか?」と物議を醸したことで、一時期にBBCでは放送禁止になりましたが、全盛期を迎えていた海賊ラジオの影響力もあり、人気は広がっていきました。
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21:18 Pink Floyd “See Emily Play”(June 1967)
インテリ層の雰囲気が濃厚に漂うPink Floyd が、1967年に発表をしたシングルです。この曲を作ったのは当時の中心人物Syd Barrettでしたが、彼はLSDを頻繁に使用していて、音楽活動にも影響をきたすようになった為、2作目のアルバムの発表を待たずにグループを去ることになりました。
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21:24 The Beatles “Lucy In The Sky With Diamonds”(May 1967)
1967年に発表されたアルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』に収録。この曲の頭文字が「LSD」になることから「ドラッグ・ソングなのでは?」と、多くの人が指摘していましたが、作者のJohn Lennonは「息子が、クラスメイトのルーシーの絵を描いた時、その絵の中のルーシーがダイヤモンドを持って空を飛んでいた。」というエピソードからインスピレーションを得たと語っています。
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21:29 The Rolling Stones "She's A Rainbow”(November 1967)
1967年の音楽業界はサイケデリックなサウンドが支配していたような時代で、The Rolling Stonesも引っ張り込まれて『Their Satanic Majesties Request』を発表しました。このアルバムの背景には、The Beatlesの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の影響だけでなく、当時のマネジャーAndrew Oldhamと離れたかったメンバーが、彼を怒らせるために作った、という面もあるようです。
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21:35 Van Morrison “Brown Eyed Girl”(June 1967)
アメリカのラジオでは、いまだに夏になるとオンエアされる人気の高い曲の一つです。最初に考えていた曲のタイトルは"Brown-Skinned Girl"でしたが、白人と黒人による恋の話では、当時のアメリカのラジオではかからないだろうと思い、"Brown Eyed Girl"に変えたと言います。
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21:40 Captain Beefheart & His Magic Band “Dropout Boogie”( June 1967)
1967年に発表されたデビュー・アルバム『Safe as Milk』に収録。当時、イギリスの海賊ラジオでDJを務めていたJohn Peelが積極的に取り上げていたことから、アメリカ本国よりイギリスで人気が出た曲です。John Peelは、無名の頃のPink Floydをはじめ、他の番組では紹介されないような新しい音楽を数多く取り上げていき、イギリスに新しい音楽の流れをもたらしていました。
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21:43 The Incredible String Band “The Eyes Of Fate”(1967)
1967年に発表されたアルバム『The 5000 Spirits or the Layers of the Onion』に収録。こちらもJohn PeelがDJを務めていた海賊ラジオの番組だけで、よくかかっていました。摩訶不思議なレコードですが、Paul McCartneyやDavid Bowieにも大きな影響を与えていました。
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21:48 Jimi Hendrix “Bold As Love”(December 1967)
1967年に発表されたアルバム『Axis: Bold as Love』のタイトル曲です。このアルバムのジャケットは、先ほどの『The 5000 Spirits or the Layers of the Onion』と競り合うくらいに、サイケデリックなデザインに仕上がっています。
※福島県外で聴く場合は、radikoのプレミアム会員への登録が必要になります。放送後は、1週間タイムフリー機能で聴くことができます。
リスナーの皆さんからのテーマのご提案や番組の感想もお待ちしています!
『GOING BACK~音楽と世界~ 』#33 2022/6/18 O.A.
6月18日放送分
#33「Love & Peaceの時代<第2回>」
第33回目のテーマは「Love & Peaceの時代<第2回>」。サンフランシスコを中心に世界に広まった「ヒッピー文化」は、当時の音楽、映画、ファッションなど…社会に大きな影響を及ぼしました。今週は、ある意味そのピークの時代とも言える1966年〜1967年の音楽を聴いていきます。
6月18日選曲リスト
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21:00 The Byrds “Eight Miles High”(March 1966)
「最初のサイケデリック・レコード」と言われている1曲です。楽曲に携わったメンバーが、当時聴いていたRavi ShankarやJohn Coltraneの音楽などから影響を受けた結果、非常に斬新な音が出来上がりました。
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21:06 Count Five “Psychotic Reaction”(June 1966)
こちらもサイケデリック初期のヒット曲です。ファズ・ボックスを使用し、ディストーションを使うことで、それまでのロックとは“音的”に違う部分を表現しているところが、いわゆる「サイケデリック・ロック」と呼ばれる音楽の一つの特徴でした。この曲を発表した時、まだCount Fiveのメンバーは高校生でした。
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21:12 Buffalo Springfield “For What It's Worth”(December 23, 1966 )
「Love & Peace」とは、ベトナム戦争に対する反戦運動だけでなく、アメリカ国内での警察の残虐な行為に対する若い人たちの抵抗運動でもありました。この曲も、ウエスト・ハリウッドで、無抵抗の若者に警察が暴力を振るった出来事をもとにStephen Stillsが作り上げました。半世紀以上が経った現在でも、古さを感じさせない名曲で、様々なアーティストによってカヴァーやサンプリングがされています。
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21:16 Harpers Bizarre “ The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) ”(1967)
Simon & Garfunkelの楽曲を、Harpers Bizarreがカヴァーをしたヴァージョンです。独特な編曲は、まだ有名になる前のLeon Russellです。「Groovy」という形容詞は、Love & Peaceの時代を象徴する言葉の一つとして使われていました。
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21:21 Scott McKenzie “San Francisco (Be Sure to Wear Flowers in Your Hair)”(May 1967)
まさにサンフランシスコの「ヒッピー時代」を象徴する1曲です。「Monterey International Pop Music Festival」のプロデューサーの1人、The Mamas and the PapasのJohn Phillipsが作った「みんな平和にやりましょうね」という教訓的な雰囲気も込められた大ヒット曲です。邦題は、『花のサンフランシスコ』。
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21:26 Jefferson Airplane "White Rabbit”(June 24, 1967)
1967年に入ると、サンフランシスコのグループが次第に有名になっていきます。この年にサイケデリック・ロックの旗手として最初にできたのがJefferson Airplaneでした。「不思議の国のアリス」を題材に、ラテンの要素とラヴェルのボレロを組み合わせたアレンジのこの曲が大ヒットしました。
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21:31 The Doors “Light My Fire”(1967)
1967年の初頭に発表されたThe Doorsのデビュー・アルバムのタイトル曲で、彼らの代表曲のひとつです。ギターのRobby Kriegerが中心となって作り上げたもので、ラテンの雰囲気を持った仕上がりになっています。7分近くある曲で、シングル向きではなかったものの、人気が出てきたため、大胆な編集で3分以内の短いヴァージョンが作られました。今回は、もちろん長いオリジナル・ヴァージョンでお届けします。
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21:39 The Beatles “Strawberry Fields Forever”(February 1967)
ロンドンにも、サイケデリックな音楽の影響がかなり及んでいました。アルバム「Revolver」で、すでにサイケデリックな曲を発表していたThe Beatlesは、続くアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のセッションに取りかかります。その初期段階でレコーディングされたのがこの曲です。結局、この曲はシングルとして発売され、2位を記録(1位ではなかった!)、、、当時も今も、全くこのような曲は世界にない。という…いかにもサイケデリックな時代を思わせる1曲です。
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21:45 Cream “ Tales Of Brave Ulysses”(June 1967)
1967年の夏にCreamが発表をした2作目のアルバム『Disraeli Gears』に収録された楽曲です。このギターのワウワウの音は、この時はまだ最先端の音でした。
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21:49 Jimi Hendrix “Purple Haze”(March 1967)
ワウワウ・ギターと言うと、やはりJimi Hendrixのイメージが湧きます。この曲は、初期のシングルで大ヒットを記録しています。曲の誕生の裏側にはいろいろな説があり、本人は「海の底を歩いている夢を見て、それがインスピレーションになった」と語っていますが、、、ドラッグとの関係が無かったとは・・・。
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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#32 2022/6/11 O.A.
6月11日放送分
#32「Love & Peaceの時代<第1回>」
第32回目のテーマは「Love & Peaceの時代<第1回>」。サンフランシスコを中心に、世界に広まった「ヒッピー文化」。ベトナム戦争が、若者に与えた影響とは、一体どんなモノだったのか?この時代を彩った音楽と共に、探っていきます。
6月11日選曲リスト
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21:01 Dino Valenti “Let's Get Together”(1964)
のちにThe Youngbloodsがカヴァーした"Get Together"として知られている曲を、作者Dino Valentiが歌ったオリジナル・ヴァージョンでお届けしました。”ヒッピー讃歌”のように捉えられるようになった曲で、今回のテーマ「ヒッピー文化」が大きな話題になった1967年の”Summer of Love"より、3年も前に発表されたものです。
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21:06 The Byrds “Mr. Tambourine Man”(April 1965)
ヒッピー文化の時代は、フォーク・リヴァイヴァルの時代とも重なるため、ヒッピーと呼ばれる人たちは、フォーク・ロックに大きな影響を受けていました。その中でも、Bob Dylanの楽曲をロックに仕立てたThe Byrdsの この曲は、重要な1曲と言えます。
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21:11 The Warlocks “Can't Come Down”(December 1967)
LSDが合法だった1960年代前半のカリフォルニア。『カッコーの巣の上で』の原作者としても知られているKen Keseyは、LSDでトリップをするイベント「アシッド・テスト」を行っていました。そのイベントでハウス・バンドを務めていたのがGrateful Deadにバンド名が変わる前のThe Warlocksでした。その後、1966年頃からLSDは違法薬物に指定されていくことになります。
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21:17 Country Joe & The Fish “I Feel Like I'm Fixin' To Die Rag”(1964)
サンフランシスコを拠点に活動していたCountry Joe & The Fish。元々、フォーク・シンガーとして活動をしていたCountry Joe McDonaldが作ったこの曲は、ベトナム反戦歌としても知られています。ベトナム戦争が本格化しつつあった当時、それを滑稽に風刺していたことから、サンフランシスコでは放送禁止になりました。
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21:21 Barry McGuire “Eve Of Destruction”(August 1965)
続いても放送禁止になった楽曲です。ベトナム戦争、核戦争、人種問題などを扱ったBarry McGuireの歌詞は、多くの若者の心に響きました。この曲は、放送禁止になってしまったことで、逆にチャートで1位を獲得しました。
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21:27 The Beach Boys "Good Vibrations”(October 1966)
ヒッピーの楽曲というよりも、サイケデリックな雰囲気が漂っている1曲です。この曲が発表された1966年頃は、The Beach BoysとThe Beatlesが良い意味で競い合っていた時代でもありました。
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21:32 Donovan “Sunshine Superman”(July 1966)
表向きは「別れた恋人に対する、未練の歌」のように聴こえますが、当時「LSD」を指す言葉として「sunshine」が使われていたことから、多くの人がドラッグ・ソングと解釈していました。ちなみに、この楽曲のプロデューサーを務めていたMickie Mostは、Donovanに「この曲は、Paul McCartneyには聞かせるな。」と言っていたそうです。
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21:37 The Beatles “Tomorrow Never Knows”(August 1966)
The Beatlesでサイケデリックな音楽と言うと、"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"がすぐに連想されます。しかし、個人的には、アルバム『Revolver』が発表された時の衝撃を、今でも忘れることができません。特に、アルバムの最後をかざる楽曲 “Tomorrow Never Knows”の音の雰囲気は…謎のようなものでした。
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21:41 Love “ Orange Skies”(1966)
彼らが1967年に発表したアルバム『Forever Changes』は、ヒッピー時代を代表する作品の一つとして挙げられますが、この曲は、その前年に発表をしていたアルバム『Da Capo』に収録されている1曲です。このアルバムのA面に収録されている6曲は、どれも素晴らしいです。(個人的には長い1曲だけのB面は退屈で1度聴いたきりです。)このアルバムをプロデュースしたPaul A. Rothchildは、The Doorsなど…Elektra Recordsのレコードをいくつも手掛けていました。
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21:46 Butterfield Blues Band “East-West”(August 1966)
こちらもPaul A. Rothchildがプロデュースしたグループです。1965年にElektra Recordsからデビューを果たしたButterfield Blues Bandがデビューから2年目に発表したアルバム『East-West』は、それまでの古典的なシカゴ・ブルーズだけではなく、間口が一気に広がっていくような楽曲で構成されました。ヒッピーとサイケデリックの文化が幕開けした頃でしたが、この時代の記念碑的な曲となりました。
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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#31 2022/6/4 O.A.
6月4日放送分
#31「ソウルの誕生<第6回>」
第31回目のテーマは「ソウルの誕生<第6回(最終回)>」。今週は、ソウル・ミュージックの人気が高まった1967年に誕生した名曲の数々をご紹介します。
6月4日選曲リスト
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21:00 Arthur Conley “Sweet Soul Music”(1967)
Otis Reddingがプロデュースした大ヒット曲の一つです。Sam Cooke の "Yeah Man"をモチーフに仕上げたこの曲は、Sam Cookeのビジネス・パートナーから訴訟を起こされ、作曲者にSam Cookeの名前が加わることになりました。いずれにしても名曲であることには変わりありません。
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21:04 Wilson Pickett “Funky Broadway”(1967)
Dyke & the Blazersの楽曲をカヴァーした1曲で、マスル・ショールズで録音されました。アラバマ州出身のWilson Pickettは、若い時からデトロイトに移り住んでいました。デトロイトでは、1967年7月に「デトロイト暴動」と呼ばれる、黒人を中心とする群衆と警察との間で生じた小競り合いから拡大した暴動が起きていました。放火なども多発する中、地元の黒人たちは、燃やして欲しくない建物の壁に手書きで「Soul」と書いていたようです。その頃から「Soul」という言葉は、黒人コミュニティの中で「仲間」という意味を持つようになっていました。
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21:11 Eddie Floyd “Knock On Wood”(September 1966)
Eddie Floydが、Steve Cropperと一緒に作った1曲です。曲名の“Knock On Wood”とは、「木に触れる/叩くことで、幸運を招く」というアメリカに伝わる迷信のようなものです。Otis ReddingとCarla Thomasがデュエットしたヴァージョンもヒットしています。
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21:15 Sam & Dave “Soul Man”(September 1967)
Isaac HayesとDavid Porterが作った、Sam & Dave最大のヒット曲です。この曲の登場によって、「ソウル・ミュージック」は、世界中で市民権を得た。と言える重要な1曲です。黒人の住民が、破壊して欲しくない建物に「Soul」と書いている姿を「デトロイト暴動」の報道で目にしたIsaac Hayesは、“Soul Man”という曲名に「黒人のプライド」という意味を込めて作り上げました。
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21:19 Joe Tex “Show Me”(1967)
この曲もまた、色々なジャンルのミュージシャンがカヴァーをしている名曲です。近年ではTedeschi Trucks Bandがライヴでよく取り上げています。
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21:23 Erma Franklin "Piece Of My Heart”(October 1967)
Aretha Franklinの姉、Erma Franklinが歌った1曲です。のちにJanis JoplinがBig Brother and the Holding Companyでカヴァーしたヴァージョンはとても有名ですが、Erma Franklin本人は、このヴァージョンを初めてラジオで聴いた時、あまりにも雰囲気が違うので同じ曲だと気づかなかったそうです。
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21:27 Aretha Franklin “I Never Loved A Man (The Way I Love You)”(February 1967)
60年代初頭から何枚もアルバムを出していたものの一つもヒットせずにいたAretha Franklinですが、この曲で多くの人が彼女を知るようになり、以降の楽曲は、どれもミリオン・セラーになるような時代になりました。 1967年の春、僕がロンドンのラジオで初めて聴いた時の衝撃は、一生忘れません。
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21:31 Aretha Franklin “Respect”(1967)
Otis Reddingが1965年に発表したアルバム『Otis Blue』に収録された曲をカヴァーした彼女の代表曲です。Otis Reddingが歌った“Respect”は、仕事が終わって家に帰ってきた後、自分の女房に対して「一生懸命働いてる俺に対して、リスペクトしてくれ」と言ってるようなニュアンスでしたが、Aretha Franklinが歌う“Respect”は、「女性全員だけでなく、黒人全員がリスペクトを欲しがっている」と言うようなニュアンスで解釈されていました。
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21:37 Otis Redding “Try A Little Tenderness”(1967)
1967年にモンタレーで開催された、最初の大型ポップ・フェスティヴァルと言われている「Monterey Pop Festival」。Atlantic Recordsのプロデューサーを務めていたJerry Wexlerは、圧倒的に黒人が聴いていたソウル・ミュージックを、全国の白人にも認識してほしいという思いから、出演者のほとんどがロックのアーティストが占めるフェスティヴァルへのOtis Reddingの出演を決めます。その模様を収めた『Historic Performances Recorded at the Monterey International Pop Festival』に収録された1曲です。
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21:45 Otis Redding “ (Sittin' On) The Dock Of The Bay”(January 1968)
1967年6月に開催された「Monterey Pop Festival」の約半年後に、飛行機事故により26歳で亡くなったOtis Redding。結果的にこの曲が遺作という形で発表され、大ヒットをおさめています。Steve Cropperと一緒に仕上げた1曲です。
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21:50 James Brown “Cold Sweat”(1967)
全6回に渡ってお届けしてきた「ソウルの誕生」。最後を締めくくるのは1967年の”超重要曲”と言っても過言ではないJames Brown の“Cold Sweat”です。この翌年、1968年4月にメンフィスでキング牧師が暗殺される事件が起こり、白人と黒人がそれまで作り上げてきた協力体制にも限界が見えてくることになります…。しかし、その後もソウル・ミュージックの人気はずっと続いていきます。
※福島県外で聴く場合は、radikoのプレミアム会員への登録が必要になります。放送後は、1週間タイムフリー機能で聴くことができます。
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