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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#30 2022/5/28 O.A.
5月28日放送分
#30「ソウルの誕生<第5回>」
第30回目のテーマは「ソウルの誕生<第5回>」。今週は、1966年に生まれたソウル・ミュージックの名曲をたっぷりとご紹介します。Muscle Shoals、Memphis、New Orleansをはじめ…やはり、モータウンがこの年も登場します。
5月28日選曲リスト
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21:00 Percy Sledge “When A Man Loves A Woman”(March 1966)
「ソウル・ミュージックの代表的な曲をあげなさい。」と言われれば、多くの人がこの曲を思い浮かべるのではないでしょうか? アラバマ州マスル・ショールズから出た最初の大ヒット曲でした。
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21:07 Wilson Pickett “Land Of 1000 Dances”(July 1966)
メンフィスにあるStax Recordsのスタジオを利用することができなくなったプロデューサーのJerry Wexlerは、マスル・ショールズのFAMEスタジオに目をつけ、Wilson Pickettを連れて行きました。この曲のオリジナルは1962年に発表された Chris Kennerのヴァージョンで、その後Cannibal and the Headhuntersがカヴァーをし、さらにWilson Pickettがカヴァーしました。
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21:12 Wilson Pickett “Mustang Sally”(1966)
1966年、Wilson Pickettはマスル・ショールズから、この大ヒット曲も生み出します。
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21:17 Sam & Dave “Hold On, I'm Comin'”(March 1966)
Atlantic Recordsに所属をしていたSam & Dave。彼らは、Stax Recordsに「出向」する形態で活動をしていました。ある日、彼らの楽曲の作詞作曲を行っていたIsaac HayesとDavid Porterの会話の中から生まれた1曲です。
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21:21 James Brown “It's A Man's, Man's, Man's World”(April 1966)
1966年、James Brownからバラードの名曲が生まれます。「男の世界だ。」という意味を持つ曲名は、60年代初頭に公開された映画『It's a Mad, Mad, Mad, Mad World』のタイトルからも影響を受けています。
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21:24 Lee Dorsey "Get Out Of My Life, Woman”(December 1965)
Lee Dorseyは、ニュー・オーリンズ出身で、自動車修理工の仕事をしながら歌手活動をしていました。この曲の作詞/作曲をし、プロデュースをしたのはAllen Toussaint、バックを務めているのはバンドとして結成前だったThe Metersのメンバーです。
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21:28 Lee Dorsey “Working In The Coal Mine”(July 1966)
炭鉱夫について歌った曲です。Allen Toussaintを始め"Get Out Of My Life, Woman”と同じ制作チームで作り上げ、この曲も1966年にヒットしました。
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21:31 The Four Tops “Reach Out I'll Be There”(1966)
1966年といえば、モータウンの名曲も数多くありました。この曲を作ったのは、The Supremes、Martha and the Vandellasも担当をしていたHolland–Dozier–Hollandです。彼らは、リード・ヴォーカルのLevi Stubbsに"Like a Rolling Stone"を歌うBob Dylanのような雰囲気で歌ってほしいと指導し、それまでのThe Four Topsの雰囲気とはちょっと違うレコードになりました。
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21:36 The Temptations “ (I Know) I'm Losing You”(November 1966)
同じく1966年に生まれたモータウンの名曲です。後に、Rod Stewartがカヴァーしたヴァージョンでも知られています。
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21:39 Junior Walker & The All Stars “How Sweet It Is (To Be Loved By You)”(1966)
モータウンに所属していたアーティストの中で、最もファンキーな雰囲気を持っていたグループがJunior Walker & The All Starsです。Marvin Gayeで一度ヒットしていた“How Sweet It Is (To Be Loved By You)”を、見事にカヴァーしています。
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21:43 Otis Redding “Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)”(1966)
Otis Reddingは、楽譜を読むことはできませんでしたが、編曲は一流でした。ホーン・セクションは全部自分の頭の中に描いてあったので、ミュージシャンの1人1人に対して「あなたは、このライン」と指示することができ、みんなに「♪Fa-Fa-Fa・・・・」と歌って伝えていたそうです。そんな様子が、そのまま歌詞になったのが、この曲です。
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21:47 Lorraine Ellison “Stay With Me”(1966)
これも、面白い誕生の仕方をしたレコードです。ある日、プロデューサーのJerry Ragovoyのところに連絡が入りました。その内容は「翌日のスタジオをFrank Sinatraが予約していたが、体調不良でドタキャンをした。しかし、そのセッションのために60人のオーケストラがブッキングされているので、キャンセルすれば出演料を全額払わなければならない。」というものでした。これをチャンスと捉えたJerry Ragovoyは、既に持っていたLorraine Ellisonに作った曲をオーケストラ用に編曲し、レコーディングを行いました。
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リスナーの皆さんからのテーマのご提案や番組の感想もお待ちしています!
『GOING BACK~音楽と世界~ 』#29 2022/5/21 O.A.
5月21日放送分
#29「ソウルの誕生<第4回>」
第29回目のテーマは「ソウルの誕生<第4回>」。一気に花開いていくソウル・ミュージックを年代別にお送りしていますが、今週は1965年の名曲をお送りします。James Brown、Otis Redding、モータウンなど、今も愛されるおなじみの曲が続々と登場します。
5月21日選曲リスト
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21:00 James Brown “I Got You (I Feel Good)”(October 1965)
「芸術は爆発だ」聴く人をそんな気分にさせてくれる一曲。この楽曲が発表された頃から「ソウル・ミュージック」という言い方が、巷で聞かれるようになっていきました。「ファンク」という言い方が広がるのは少し先ですが、彼は「ファンク」の種をこの時に植え付けていました。
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21:05 James Brown “Papa's Got A Brand New Bag”(June 1965)
「ファンク第1号」という印象を与えた曲です。タイトルにある"Bag"には「世界・世界観」というニュアンスがありますが、まさにJames Brownが全く新しい世界観を音楽界にもたらしていた時期でした。いよいよ彼の黄金時代が到来します。
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21:10 The Impressions “People Get Ready”(1965)
Bob Marley & The Wailers、Jeff Beck and Rod Stewart、小坂忠さんなど…様々な人がカヴァーをしてきた“People Get Ready”。そのオリジナルがこちらです。
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21:14 Otis Redding “Mr. Pitiful”(1965)
1965年になると、Otis Reddingからも本格的なヒット曲が多く誕生します。 彼がバラードを歌うときの姿を表してあるDJが「Mr. Pitiful」=「みじめさん」と言った事からヒントを得て、Booker T. & The MG'sのSteve Cropperと作り上げました。
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21:19 Wilson Pickett “In The Midnight Hour”(June 1965)
Stax RecordsとAtlantic Recordsの関係が緊密なものになってくる時期でした。アメリカ南部で行っていたカジュアルな録音スタイルに感銘を受けたAtlantic RecordsのプロデューサーJerry Wexlerは、自社所属のミュージシャンをメンフィスに連れていって録音を行うようになります。その最初のヒットがこの曲です。
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21:23 Otis Redding "Shake”(1965)
Sam Cookeの影響を相当受けているOtis Reddingは、Sam Cookeの曲をいくつかカヴァーしています。その中でも特にヒットした1曲です。
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21:27 Otis Redding “My Girl”(1965)
僕がOtis Reddingのことを知った曲です。当時イギリスでは、The Temptationsのオリジナル・ヴァージョンより、このOtisヴァージョンがヒットしていたので、しばらくこちらがオリジナルだと思っていました。
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21:31 Smokey Robinson & The Miracles “The Tracks Of My Tears”( June 1965)
直訳すると「私の涙が辿った跡」という意味になる歌です。Smokey Robinsonのことを、Bob Dylanが「優れた詩人」と言ったことがよく引用されますが、、、彼が作った中で、最高の歌詞だと僕が思う1曲です。
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21:35 Stevie Wonder “Uptight (Everything's Alright)”(November 1965)
Motown RecordsとStax Recordsがお互いに良きライヴァル関係にあった時代の中、Motown Recordsから発表されたヒット曲です。当時、Stevie Wonderは15歳でしたが、かなり大人びた音楽を作り上げていました。
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21:39 Junior Walker & The All Stars “Shake And Fingerpop”(1965)
続けて、こちらも1965年に発表されたMotown Recordsのヒット曲です。
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21:44 Fontella Bass “Rescue Me”(September 1965)
シカゴのChess Recordsから発表された大ヒット曲です。Chess Recordsは、1950年代にMuddy Waters、Howlin' Wolf、Sonny Boy Williamsonなどのシカゴ・ブルーズで有名なレーベルでした。しかし1960年代に入ると、ブルーズが黒人の若い人達にとって「昔の時代の音楽」になりつつあり、ブルーズだけでなく、ソウルのレコードも作るようになりました。映画「キャデラック・レコード」は、その時代をよく描いたモノでした。
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21:49 Otis Redding “I've Been Loving You Too Long”(1965)
この曲の「The Monterey International Pop Festival(1967年)」でのライヴは絶対に見るべきです。また、イギリスのテレビ番組「Ready Steady Go!」で歌った"Shake”も必見です。どちらもYouTubeで観ることができますので、ぜひご覧になってください!
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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#28 2022/5/14 O.A.
5月14日放送分
#28「ソウルの誕生<第3回>」
第28回目のテーマは「ソウルの誕生<第3回>」。先週まで2週に渡って「ソウルの源流」となる曲を紹介しました。今週は、さらにポピュラー・ミュージックとして花開いていくソウルの中から、1964年に生まれた「ソウル・ミュージック」の名曲の数々をご紹介します。
5月14日選曲リスト
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21:00 Don Covay “Mercy, Mercy”(August 1964)
この曲自体はそれほどヒットしませんでしたが、Jimi Hendrixがギターを弾いてると言われています。また翌年、Mick Jaggerがそっくりの歌い方でカヴァーしたThe Rolling Stonesのヴァージョンで有名になったと言ってもいい曲です。
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21:04 Garnet Mimms & The Enchanters “Cry Baby”(August 1963)
こちらも、後にJanis Joplinがカヴァーをして相当有名になった1曲です。ただ、これまで「ソウルの誕生」のシリーズで紹介してきた曲は、当時のアメリカでは黒人の耳にしか入っていない状況で、まだまだ全国区の白人たちがこういった音楽を聞いている時代ではありませんでした。
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21:09 Irma Thomas “Time Is On My Side”(1964)
Jerry Ragovoyが作曲、ニューオーリンズの女性ヴォーカリストIrma Thomasが歌った1曲ですが、この曲も後にThe Rolling Stonesがカヴァーをして有名になっています。ちなみにオリジナルは、ジャズのトロンボーン奏者 Kai Windingが演奏したものです。
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21:13 Bessie Banks “Go Now”(1964)
The Moody BluesがまだR&Bのグループだった頃にカヴァーをした曲で、オリジナルはBessie Banksです。初期のソウルの曲には、イギリス人アーティストや、先ほどのJanis Joplinらが取り上げることによって、世界的に有名になった曲がいくつかありました。
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21:17 Dionne Warwick “Walk On By”(April 1964)
Burt BacharachとHal Davidのコンビによる楽曲で、Dionne Warwickの最初の大ヒットであり、代表曲と言える1曲です。Isaac Hayesや初期の Aretha Franklinによるカヴァーも有名です。
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21:21 James Brown "Out Of Sight”(July 1964)
もう完全にみんなが知ってるJames Brownのサウンドが出来上がってます。James Brownは、この時代からしばらく先まで、非常にファンキーなソウル・ミュージックを発表していきます。
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21:25 Jimmy Hughes “Steal Away”(May 1964)
前回、メンフィスの「Stax Records」の話をしましたが、メンフィスから少し離れたアラバマ州マスル・ショールズにも、レコーディング・スタジオが1960年代の初頭に完成しました。スタジオに集まるミュージシャンのほとんどが白人でしたが、みんなブラック・ミュージックが好きで、このスタジオで作られたソウルの名曲がたくさんあります。
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21:28 Joe Tex “Hold On To What You've Got”(1964)
Jimmy Hughes “Steal Away”がヒットしたことでRick Hallが持っていたマスル・ショールズの「FAMEスタジオ」が注目されて、次第にいろいろなミュージシャンが集まってくることになりました。この曲も1964年に「FAMEスタジオ」で録音されたもので、Joe Tex最初の大ヒット曲となりました。
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21:33 The Impressions “Keep On Pushing”(1964)
この“Keep On Pushing”というのは「頑張る」ということを意味しています。1964年当時はミシシピ州で公民権運動活動家3人が殺害された事件があった時期で、この歌詞自体に具体性はありませんでしたが、暗に「めげるな」というメッセージを持った曲でした。
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21:38 Sam Cooke “A Change Is Gonna Come”(December 22, 1964)
「時間はかかるかもしれないけれど、確実に変化が起きる」という意味を持つ曲で、Sam Cookeの最高傑作と多くの人に言われています。Bob Dylanの"Blowin' in the Wind"に触発されて作り上げた1曲で、シングル『Shake』のB面として発表されたのは、彼が殺された11日後のことでした。
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21:43 Sam Cooke “Bring It On Home To Me [Live]”
マイアミにあるHarlem Square Clubで録音されたライヴ・アルバム『Live at the Harlem Square Club』収録。Sam Cookeは、ソウルが完全に開花する時代まで生きることができませんでしたが、もし彼がもう少し活動していたら、どんな音楽を発表していたか!ということを…どうしても想像したくなります。
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21:49 The Impressions “Amen”(May 1964)
最後に再びThe Impressionsの楽曲をお聞きください。トラディショナルのような1曲です。
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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#27 2022/5/7 O.A.
5月7日放送分
#27「ソウルの誕生<第2回>」
第27回目のテーマは「ソウルの誕生<第2回>」。ゴスペルやブルーズといった音楽を元に、1950年代に種が蒔かれたソウル・ミュージックが、どのように開花していくのか。今夜もその源流を探っていきます。
5月7日選曲リスト
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21:00 Booker T. & The MG's “Green Onions”(September 1962)
前回の放送では、Ray Charles、James Brown、Sam Cooke、3人の1950年代の活動を伝えました。音源の全ては、北部あるいは中西部で録音されたものでしたが、1960年代に入ると南部の録音、特にメンフィスで作られたレコードが目立つようになっていきます。この楽曲は、メンフィスにある当時はまだ小さなレコード会社だった「Stax Records」から発売されたものです。
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21:08 Ray Charles “Hit the Road Jack”(August 1961)
Ray Charlesだけの名義では語弊があるぐらい、The RaelettesのMargie Hendrixの貢献度が高い1曲です。Ray Charlesは1950年代の終わりまで「Atlantic Records」に所属していましたが、"What'd I Say"の大ヒットで全国区になり、そこで大手の販売網を持ったレコード会社「ABC Records」が、高待遇のオファーで彼を引き抜くことになります。
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21:12 Ray Charles “Unchain My Heart”(November 1961)
ちょっとジャズっぽい編曲になっています。この曲が発表された当時、10歳の僕はまだRay Charlesの存在を知りませんでした。
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21:16 Ray Charles “Take These Chains from My Heart”(October 1962)
1962年にカントリーの楽曲ばかりを歌ったアルバムを発表します。その中からシングル・カットされた2曲、Don Gibsonをカヴァーした“I Can't Stop Loving You(邦題:愛さずにはいられない)”と、Hank Williamsの楽曲をカヴァーしたこの曲が大ヒットを記録しました。
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21:23 James Brown & The Famous Flames “Try Me [Live]”
アルバム『Live at the Apollo』に収録された“Try Me ”のライヴ音源です。James Brownは、前回の放送で紹介をした1956年の大ヒット曲“Please, Please, Please”を発表以降、なかなかヒットに恵まれませんでしたが、ようやく1962年にアポロ劇場でのコンサート音源を収録したこのライヴ・アルバムで大ブレイクを果たします。これは、もうソウル・ミュージックという呼び方が存在していなかっただけで、完全にソウルの世界になっているレコードです。
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21:26 James Brown " Think”(May 1960)
1960年に発表されたこの曲は、James Brownがすごく影響を受けたR&Bのヴォーカル・グループThe "5" Royalesの楽曲をカヴァーしたものです。“Green Onions”発表の2年前、まさにFunkと言える1曲です。
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21:32 Otis Redding “These Arms Of Mine”(October 1962)
1962年に「Stax Records」から新人としてOtis Reddingが登場します。Booker T. & The MG'sのドラマーAl Jacksonに自分が作った曲を聞いてくれないか?と相談したところ、その完成度の高さに驚き、直ぐにレコーディングされました。
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21:36 The Falcons “I Found A Love”(1962)
ソウルの時代にOtis Reddingと良きライバルとなったWilson Pickettも、1962年にスターになる最初の足がかりになる曲を発表しました。この曲をきっかけに「Atlantic Records」と契約することになり、3年後には"In the Midnight Hour"で大ヒットを記録します。
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21:40 Solomon Burke “Send Me Some Loving”(1963)
もう1人、この時期に注目され始めたのが、北部出身のSolomon Burkeです。Little Richardをカヴァーした1曲です。
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21:44 Solomon Burke “If You Need Me”(April 1963)
Solomon Burkeでもう1曲。こちらはThe Rolling Stonesが後にカヴァーをしています。
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21:48 The Impressions “ It's All Right”(October 1963)
1963年に発表されたこの曲の歌詞の中には、「ソウル」という言葉が出てきます。まだ「ソウル・ミュージック」という言葉が存在していない時代、「You got soul and everybody knows that it's all right」というフレイズがありました。
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21:52 Major Lance “The Monkey Time”(June 1963)
The ImpressionsのCurtis Mayfieldは、自分で曲を作って歌うだけではなく、ミュージシャンのレコードをプロデュースすることも始めていました。いい音楽がどんどん世の中に現れてくることで、ソウル・ミュージックの土台が少しずつ出来てきました。
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