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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#38 2022/7/23 O.A.
7月23日放送分
#38「Love & Peaceの時代<第7回>」
第38回目のテーマは「Love & Peaceの時代<第7回>」。今週は、1969年8月15日~17日にかけて行われた歴史的な音楽イヴェント「Woodstock Festival」のお話を中心に、Love & Peaceの時代を締めくくります。
7月23日選曲リスト
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21:00 Canned Heat “On The Road Again”(April 1968)
Woodstock Festivalを記録したドキュメンタリー映画『Woodstock』が1970年に完成し、多くの人が映画を通してフェスティヴァルの様子を初めて目にしました。映画の冒頭で流れる楽曲がこの曲です。ロックとブルーズ、両方の影響を受けたバンドがアメリカで出てくるのは、67年デビューのCanned Heatをはじめ、69年にはThe Allman Brothers Bandのデビューなどが続いていきます。
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21:09 Crosby, Stills & Nash “Suite: Judy Blue Eyes”(September 1969)
Woodstock Festivalに出演している時点では、まだ発売されていなかったアルバム『Crosby, Stills & Nash』の1曲目に収録された“Suite: Judy Blue Eyes”。曲名に入っている「Suite」とは組曲、「Judy」は当時のStephen Stillsの恋人 Judy Collinsのことです。とにかくDavid Crosby、Stephen Stills、Graham Nashの三人による素晴らしいハーモニーに、誰もがノックアウトされました!
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21:23 Joe Cocker “With A Little Help From My Friends”(October 1968)
Joe Cockerが歌う“With A Little Help From My Friends”は、個人的には、映画『Woodstock』の中で、1番か2番のハイライト・シーンだと思っています。オリジナルのThe Beatlesとは、全く違う編曲で、圧倒的な歌を聴かせてくれます。
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21:33 Santana “Soul Sacrifice”(August 1969)
個人的に、この映画『Woodstock』のもう一つのハイライト・シーンを挙げるとすれば、Santanaが “Soul Sacrifice”を演奏するシーンです。当時、Santanaというグループは、サンフランシスコ近辺以外では全く知名度がなく、デビュー・アルバム『Santana』が発売されたのもWoodstock Festival直前のことでした。今回はそのデビュー・アルバムのヴァージョンをお聞きいただきます。
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21:41 Sly & The Family Stone “I Want To Take You Higher”(March 1969)
Santanaとともに、映画を通じて多くの人々に衝撃を与えたグループがSly & The Family Stoneです。 このグループは、トランペット吹いているのが黒人の女性、ドラムを叩いてるのは白人の男性など、男性も女性もいる、黒人も白人もいる、これまでみんなが音楽にもっていた概念を全て覆すような、当時としては、とても珍しいグループでした。
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21:48 The Rolling Stones "You Can't Always Get What You Want”( December 1968)
1969年8月に開催されたWoodstock Festivalは、ヒッピー文化の頂点とも言われていました。しかし、その4ヶ月後の1969年12月にThe Rolling Stonesがサンフランシスコ郊外のアルタモントで行ったAltamont Free Concertで、ムードは一転します。演奏中に観客が殺害される事件が起こり、この時を境に、ヒッピー文化の夢が砕け散ってしまったと語られるようになりました。1969年に発売されたアルバム『Let It Bleed』の収録された1曲を、今回はシングル・ヴァージョンでお聴きいただきました。
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