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『GOING BACK~音楽と世界~ 』#37 2022/7/16 O.A.
7月16日放送分
#37「Love & Peaceの時代<第6回>」
第37回目のテーマは「Love & Peaceの時代<第6回>」。時代は1969年。香港かぜが流行、中ソ国境紛争、アポロ11号が史上初の有人月面着陸を果たした年の音楽に迫ります。
7月16日選曲リスト
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21:01 Thunderclap Newman “Something In The Air”(May 1969)
1969年の夏、The WhoのPete Townshendがプロデュースをしたこの曲が大ヒットし、イギリスのチャートで1位を獲得しました。実は、The Whoがチャートで1位を獲得したことはなく、Pete Townshendにとってはじめて1位を記録した曲となりました。ただ、Thunderclap Newmanは、即席で結成されたグループだったために、アルバム1枚だけで解散となりました。
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21:08 The 5th Dimension “Aquarius / Let The Sunshine In (The Flesh Failures)”(March 1969)
ミュージカル『Hair』の挿入歌であった“Aquarius”と“Let The Sunshine In”の2曲をメドリーにして、The 5th Dimensionがカヴァーしたヴァージョンです。The 5th DimensionのヴォーカリストだったBilly Davis Jr.と『Hair』のプロデューサーが、落とし物を通じて出会ったことから誕生した1曲です。
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21:14 Edwin Hawkins Singers “Oh Happy Day”(1968 [April 1969, U.S.])
Edwin Hawkinsは、バークリーにある教会の音楽監督として、若い人たちの合唱隊を手がけていました。その合唱隊が、ワシントンD.C.の集会に行くための交通費を稼ぐ手段として、レコードを500枚だけ作り教会の信者に売りました。すると、その1枚が、偶然サン・フランシスコのラジオDJの手に渡り、ラジオから人気が広がっていった一曲です。その後、レコード会社から正式に発売されるようになり、世界的に大ヒットしていきました。
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21:22 Creedence Clearwater Revival “Proud Mary”(January 1969)
Creedence Clearwater Revivalはサン・フランシスコを拠点にしていたバンドですが、音楽の雰囲気や歌い方はアメリカ南部のような特長を持っていました。このオリジナルもヒットしましたが、1971年にIke & Tina Turnerがカヴァーしたヴァージョンも大ヒットを記録しています。
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21:28 Jefferson Airplane “We Can Be Together”(October 1969)
同じくサン・フランシスコを拠点に活動をしていたJefferson Airplane。彼らが1969年に発表したアルバム『Volunteers』に収録されていたこの曲は、革命を呼び起こすような勢いも持った歌詞も印象的でした。ピアノは、ロックンロール界の中ではピカイチの存在だったNicky Hopkinsが弾いています。
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21:37 Quicksilver Messenger Service "Who Do You Love (Pt. 1)”(March 1969)
こちらもサン・フランシスコのサイケデリック時代のグループです。1969年に発表したアルバム『Happy Trails』は、A面にBo Diddleyの "Who Do You Love?"を組曲にしたようなライヴ演奏が収められた圧巻のレコードでした。今回は、その最初の部分"Who Do You Love (Pt. 1)”をお聴きいただきました。
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21:43 Steppenwolf “Born To Be Wild”(May 1968)
1969年の大きな話題の一つが、映画『Easy Rider』でした。この映画は、既存の楽曲をサウンドトラックとして使用した最初の映画でもありました。映画のプロデューサーでもあったPeter Fondaが自分で聞いていたカセットのプレイリストの多くを採用したもので、この “Born To Be Wild”は、映画が公開される1年前に発売されていた曲でした。
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21:48 The Youngbloods “Get Together”(July 1967 [original], June 1969 [re-issue])
この「Love & Peaceの時代」シリーズ1回目の1曲目に、Dino Valentiが歌った “Let's Get Together”を紹介しました。ほとんどデモのような歌でしたが、ここではThe Youngbloodsが歌い大ヒットしたヴァージョンを聴いていただきます。
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