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2023年11月25日(土)放送分 GUEST:家亀志伸さん(後編)
2023年11月25日(土)
GUEST:家亀志伸さん
JICA海外協力隊応援人、DJイタルです。
今週も青年海外協力隊の魅力をお伝えします!
今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 2013年度2次隊として、キルギスに派遣されていました、家亀 志伸 (ヤガメ シノ)さんです。
職種は理学療法士です。
お父さんが青年海外協力隊だった。
アフリカで生まれ、パプアニューギニアやフィジーで育ち、そして中央アジアの国キルギスに派遣された家亀さん。
キルギスは中央アジアの真ん中にある内陸国で、マイナス20度から最高気温は40度と夏と冬が極端な国。
親日家がとても多く、実は顔も日本人にとても似ていると言われています。
キルギスには、昔大陸が繋がっていた頃の兄弟で、肉が好きな人が大陸に残りキルギス人となり、魚が好きな人が海を渡り日本人になったという言い伝えがあるほど。
それだけ日本を近くに感じている国が世界にあるって嬉しいですよね。
家亀さんの仕事が「理学療法士」
簡単に言いますと、怪我や病気の回復のためのリハビリのお手伝いをする仕事。
日本では国家資格ですが、キルギスにはそういった資格がまだないそうです。
ただ旧ソ連の影響が残るキルギスでは、医療体制の中に理学療法はあるんです。
お医者さんの指導のもと看護師さんが物理療法をしていたそうです。
家亀さんは首都にある国立母子総合福祉センターという小児病院に配属されます。実際に患者さんと触れ合い、実践することも多かったようです。
ただ、理学療法の指導・教育に関しては苦労した場面もあったと言います。
本来であれば日本で学んだ理学療法を現地の職員の方々にお伝えしたいんですが、相手もそれなりのベテラン・立場の方ですと、素直に受け入れてもらえないこともあったり、また現地では仕事を分業されていることが多く、話を伝えられる方が限られていたそうです。
開発途上国では、新しいことを始めるにあたり現地の意識や受け入れ体制が整わないことも確かにあるんですよね。
ただ、家亀さんも現地での勉強会などを重ねていくといろんな縁が繋がっていくんですね。教育・指導する側の方に会うことができて、そこに協力隊が派遣されるように話を進めることができたそうです。
実は今度の2023年度秋募集にも後任の要請が出ていて、家亀さんがいた頃より明らかに進化しているそうです。最近のハッピーニュースだそうです。
協力隊の活動は、すぐに答えが出るものばかりではないんですよね。
ただ確かに家亀さんの小さな一歩が今に繋がっているんです。
少しずつですが、前に進んでいるのです。
さて、帰国後の家亀さんは、
結婚・出産・育児にコロナ禍を経て、この春、家族で福島にやって来ました!
理学療法士として再就職するつもりだったそうですが、こちらもご縁があって、現在はJICA二本松訓練所のスタッフとして働いています。
何がスゴいって、旦那さんがスゴいんですよ!
海外協力隊って、本人の夢や思いも大事だけど、何より家族の協力や理解が必要なんです。
協力隊に参加する時も、派遣されている時も温かく見守り、福島への移住を決めた時も応援してくれたと言います。
スゴいよ、エラいよ、旦那さん!感謝!
最後に、家亀さんの夢、野望を聞きました。
「またいつか海外で、またいつかキルギスで、チカラになりたい。」
家亀さんの国際協力の道はまだまだ続きそうです。
そして、お父さんから始まった青年海外協力隊。
親子3代の夢になるんでしょうか。
こちらもちょっと楽しみです。
JICA二本松インフォメーション
いよいよJICA海外協力隊の2023年秋募集が始まりました!
募集期間は11/1から12/11までです。
JICA海外協力隊は20歳から69歳までの方がチャレンジすることができます。
国や地域づくり、食べ物や自然、ものづくり、教育やスポーツ、医療や福祉、
エネルギーや生活サービスに関わる仕事など、180種類以上の職種の中から、
自分に合った仕事を選ぶことができます。
あなたの知識や技術や経験を開発途上国の人々のために生かしてみませんか?
詳しくは「JICA海外協力隊」で検索してください!
たくさんのご応募お待ちしています。
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