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キミノチカラ、海をこえて~青年海外協力隊の道~ キミノチカラ、海をこえて~青年海外協力隊の道~

2021年3月27日(土)放送分 GUEST:鈴木 育未さん<後編>

2021年3月27日(土)放送分
鈴木育未さん<後編>

青年海外協力隊 2018年度4次隊でペルーに派遣

おはようございます、DJイタルです。 2、3月とお届けしました春の特別編も最終回です・・・泣 必ずまた再開したいと思いますので、一時最終回にしておきます。笑

今週のゲストは、先週に引き続きまして、 青年海外協力隊 2018年度4次隊でペルーに派遣されていました、 鈴木 育未)さんです。 職種はコミュニティ開発です。 鈴木さんが派遣された国「ペルー共和国」。 日本からは地球の反対側の南米の国です。 世界遺産「マチュピチュ」が有名ですよね。 実はマチュピチュ村の初代村長は福島県出身の方なんです。 福島県大玉村出身でマチュピチュ村初代村長を務めた故野内与吉の功績が縁で、2015年10月26日にペルー共和国マチュピチュ村と福島県大玉村が友好都市協定を締結しました。それをきっかけに大玉村は東京オリンピック・パラリンピックのペルーのホストタウンにもなっているんです。

日本の3倍もの国土を持つペルーは大きく3つの地域に分かれているそうです。太平洋側の海沿い地域、中央の山岳地域、そしてアマゾン地域と分かれていて、気候も全然違うそうです。山岳地域のマチュピチュのイメージが強過ぎて、ちょっと寒い印象でしたが、鈴木さんが派遣されていた海沿いの地域では年中30℃以上の常夏地域だったそうです。鈴木さんも予想と全然違ったって。笑。 協力隊‘あるある’ですけど、やっぱり任地に行くまで分からないんですね。

鈴木さんの職種が「コミュニティ開発」 青年海外協力隊の何でも屋さん。派遣される国や地域によって仕事の内容というか振り幅というか、求められるものが全然違うんです。まぁだから何でも屋さんなんですけど。笑 さて、気になる要請内容は、農業、観光、環境の3つの分野で経済開発をしてください。だそうです。いやいやザックリ過ぎじゃない?!笑 ペルー北部のピウラ州タンボグランデという農業が盛んな町の町役場に派遣され、経済開発課が鈴木さんの配属先になりました。 さて、何から始めましょうか?なんせ経済開発して下さいとの要請ですから。 そこで鈴木さんは自己紹介から始めました。 え?そこから? そうです、そこからです。 町の人からすれば、どこの誰だか分からない外国人が、何をやっているのか分からないわけですから。 まず自己紹介をして自分を知ってもらうことから始まり、そして今度は町を知るために、同僚の仕事を理解したり、農家や住民の生活の調査をしたそうです。農家を訪問したり、町のあるもの調査で街に出かけたり。そうして身近な生活を知ることで、住民に対して自分に出来ることが分かってきたと言います。 9ヵ月経って、初めて見えてきたもの。 自分にできることを探して、上司に少しずつ自分の活動を報告していたら、ある段階を堺にとても協力的になり、信頼関係がいつの間にか出来上がっていたそうです。一つ一つの小さな行動の積み重ねが人間関係を作っていくのですね。9ヵ月経って、上司の活動の主語が「君がやりなよ」から「僕らでやろう」に変わったのです。とても嬉しかったそうです。

動き出した鈴木さんの活動は、子供に対する環境教育、異文化理解のワークショップや農家に対してのワークショップと多岐にわたります。 9ヵ月間、町を見てきたからこそ、自分にできることだと思った。 動き出した、という実感があったそうです。 その矢先の一時帰国でした。 新型コロナウイルスの脅威はペルーも例外ではありません。 外出禁止、町のロックダウンにより状況がガラリと変わりました。 任期をちょうど1年を残して、一時帰国。 ただ正直、すぐに戻れると思ったそうです。 だから、まだペルーのホストファミリーの家に荷物を残しているのです。 これは‘心残り’じゃなく‘希望’を残してきたってことですよね。 鈴木さんは帰国後、縁があって二本松市にある二本松農園で働いています。 農業ビジネス、地域づくりについて学んでいます。 ちなみに美味しい季節の農作物をインターネット販売もしていますので、ぜひ「里山ガーデンファーム」で検索してください! 鈴木さんの協力隊の道はまだ終わっていません。 またいつかペルーへ。 今を楽しみながら、次の再開に向けて準備を進めています。

さて、2カ月に渡ってお届けしました「春の特別編」も今日が最終回。 本当にありがとうございました! 昨年は新型コロナウイルスの影響で全てのJICA海外協力隊の一時帰国など国際協力の現場も一変しました。 ただ現在は、少しずつ派遣も再開され、いよいよ新規隊員の募集も始まります! J I CA海外協力隊の新たな歩みが始まります。 そこにどんな「海外協力隊の道」があるのでしょうか。

次の「海外協力隊の道」を歩むのは‘あなた’かもしれませんね。
キミノチカラ 海をこえて

JICA二本松インフォメーション

JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。 また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。

残念ながら昨年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の一時帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていました。 現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で、国ごとに徐々に派遣を再開しており、ベトナムではすでに隊員が活動しております。派遣再開に関する最新動向は、JICA海外協力隊のホームページをご覧ください!

ホームページでは、その他にも協力隊員の現地での生活や活動、派遣前の訓練の様子など様々な情報が入手できます。

あなたの力がいつか世界を変える力になります!
詳しくは、JICA二本松のホームページや公式SNSをご確認下さい。

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3/27(土)の放送は、radikoのタイムフリーから!

※タイムフリー機能で聴くことができるのは、放送後1週間となります。
 

2021.03.20(土) 10:03

2021年3月20日(土)放送分 GUEST:鈴木 育未さん<前編>

2021年3月20日(土)放送分
鈴木育未さん<前編>

青年海外協力隊 2018年度4次隊でペルーに派遣

おはようございます、DJイタルです。
2、3月とお届けしています春の特別編は、残り2回です。

今週のゲストは、番組160人目のゲストさんです。青年海外協力隊 2018年度4次隊でペルーに派遣されていました、 鈴木 育未さんです。

職種はコミュニティ開発です。 東京都のご出身です。 2018年度4次隊でしょ?? 青年海外協力隊は基本2年間ですから、本来であれば、まだ派遣中の隊次です。 そう、新型コロナの影響により昨年3月の全隊員の一時帰国のため、鈴木さんもまた帰国を余儀なくされた隊員なのです。 でも、鈴木さんは諦めていませんよ。あくまで一時帰国。 次の機会に向けて、今は縁があって福島で農業に携わっています。

鈴木さんの協力隊の道の始まりは、中学生の時に家族旅行で行ったフィリピンでした。何も分からずにバカンスで訪れた開発途上国で見た現実。同じ年頃の子供たちが路上で生活しているのを見て衝撃を受けたそうです。
「この子達と自分は何が違うのだろうか?」
その時に、もっと世界を知りたいと思ったそうです。 進路を決める際もボランティアが出来る高校を選んだり、その後の選択もちょっとずつ国際ボランティアに寄せて進路を決めていたそうです。 その国際ボランティアの一つが、いや、最有力候補が「青年海外協力隊」だったのです! 協力隊を知ったのは、あの‘フィリピン旅行’の1年後くらいだったとか。 中学の社会の授業で初めて聞いた青年海外協力隊。フィリピンなどに行って、学校を作ったり、井戸を掘ったりしている人たちがいる。 自分がフィリピンで出会った出来事が、フィリピンでボランティアをする協力隊の活動にリンクして、いつかそういう活動に参加してみたいと思ったそうです。 私がいつかチャレンジするのは、コレだ!と思ったそうです。 だからと言ってすぐに、飛び付くわけではないんです。 もちろん参加できる年齢もあるし、今の自分に何が出来る?と考えた時に、ちゃんと自分に納得できてから参加したいと思ったそうです。

その後、大学に進学して、観光や文化人類学、国際関係学などを学んだそうです。 よし、んじゃ、年齢も達したし、卒業後は青年海外協力隊ですか? って、そうではないんですね。 今、海外に行っても現地の人が困るでしょ? 他の選択肢?国際N G O?東日本大震災の被災地支援?N P O? やっぱり社会人経験があった方がいい? 結局、今の自分に何ができる? まだ、自分に納得がいかなかったと言います。 ただ、マイペースに時間をかけてでも、自分の納得したものを選んでいこうと思ったそうです。 協力隊は、もちろん若さと勢いでってのも‘アリ’だし、しっかりと自己分析をすることも大事だし。 鈴木さんはちゃんと自分を客観視出来る人なんですよね。

大学卒業後は、食についても興味があったので飲料メーカーに就職されます。 就職後も、常に頭の片隅に青年海外協力隊があったそうです。 日に日に募っていく協力隊への思い。 協力隊の説明会に行って先輩隊員の体験談を聞くと、‘やっぱり’やってみたいと思ったのです。 自分のやりたいことを紙に並べてみた。 もっと視野を広げたい。 もっと学びたい。 やっぱり「青年海外協力隊」になりたい! 日本で社会人経験3年がたった。 今なら行けると思った。

さて、鈴木さんのペルーでの活動は、また来週です。 お楽しみに!

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残念ながら昨年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の一時帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていました。 現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で、国ごとに徐々に派遣を再開しており、ベトナムではすでに隊員が活動しております。派遣再開に関する最新動向は、JICA海外協力隊のホームページをご覧ください!

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3/20(土)の放送は、radikoのタイムフリーから!

「radiko」タイムフリー機能で、番組終了後過去1週間に限り聞くことができます。ぜひ是非チェックして下さい!!
 

2021.03.20(土) 09:00

2021年3月13日(土)放送分 GUEST:田中 康代さん<後編>

2021年3月13日(土)放送分
田中康代さん<後編>

青年海外協力隊 2013年度2次隊でケニアに派遣

おはようございます、DJイタルです。
今週も春の特別編をお送りします。

今週のゲストは、先週に引き続きまして、青年海外協力隊 2013年度2次隊でケニアに派遣されていました、 田中 康代(タナカ ヤスヨ)さんです。職種は感染症・エイズ対策です。田中さんが派遣された国が「ケニア」 アフリカの玄関と言われるほど、アフリカでは知られる国の一つですよね。東アフリカの赤道直下の国。と言っても、首都のナイロビなんかは千メートルの高地にあるため結構涼しいんですって。ダウンジャケットも着るってよ!

田中さんが活動していた地域が、ケニア西部のホマベイ地区ビタという町。 ナイロビからバスで片道9時間以上、ビクトリア湖の湖畔の町だそうです。 く、く、9時間?!まぁアフリカではよくある話で・・・ これでもだいぶ近くなったらしい。笑  以前は、首都から途中の街に泊まって移動していたらしく、だいぶ近くなったと喜んでいたところだとか。笑
9時間‘も’かかる、じゃなくて、9時間‘しか‘かからなくなった。 物事の考え方・感じ方って、見方や尺度によって大きく変わりますね。 こう言った気づきも、そこに身を置いたからこそ得られるものなんですね。

さ、田中さんの職種は「感染症・エイズ対策」 これも青年海外協力隊の中では、資格が無くても受けられる人気職種の一つ。 ケニアでの要請は、保健事務所において、HIV予防のための啓発活動、記録部署のデータ管理、5S活動などです。 ってことで、病院に併設されている地域の保健事務所に配属されます。 最初の仕事は、記録データの整理。 そして働き始めて、徐々に気づき始めます。 驚くほど「数字」がメチャクチャだったのです。 例えば、患者さんの数や薬の在庫など。 治療はもちろん、病院の方針にも関わる大切な数字データのはずなのに・・・ なのに・・・数字がテキトウ。 なのに・・・そのデータを元に次の計画が進んでしまう。 そもそもを言うと、管理の問題より、データの取り方の問題だとか。 そこから現地の同僚と一緒に、正確なデータをどう取り、どう管理していくのかの改善が始まったそうです。 そうして、はじめの一年は数字との戦いだったそうです。 農村地に出向いて、汗をかいて、日焼けをしながら、アクティブに活動、みたいな協力隊イメージとは真逆の、地味作業です。 でも、‘地味’だけど、‘意味’のあるコトです。 その地味作業がルールとなっても続いていて、病院運営の礎となっているのです。

もちろん数字と睨めっこだけでは終わりませんよ。 病院に来た患者さんにカウンセリングや啓蒙活動・HIV予防の促進活動の他、協力隊2年目には地域での活動に広がっていきます。 感染症対策では小学校での手洗い講習なども開催していたそうです。 この2年間の経験が、その後の田中さんの人生を決める事になったそうです。 この経験を多くの人に伝えたいと思ったのです。

このボランティア事業に志を誓った田中さんは協力隊から帰国すると、まずはJICA本部にて国内協力員として1年間勉強して、翌年に在外事務所で協力隊を支える調整員の募集に合格し、ついに中東のヨルダン事務所に勤務することになります。 僕もヨルダンに取材に行きましたけど、アラブ料理は美味しいし、観光も楽しめるし、何より人が温かいんですよね。

※ヨルダンの取材記はぜひバックナンバーで!

残念ながらコロナの影響を受け、田中さんは昨年の11月に日本に帰国されます。 帰国後、ボランティア事業への思いは変わらずにいろんな選択肢の中で巡り会ったのが、JICA二本松訓練所のスタッフ募集! これも巡り合わせですよね!
そして、この2月からJICA二本松のスタッフとして、青年海外協力隊員を日本から送り出す立場になりました! ぜひ多くの経験をこれから世界を目指す候補生に伝えてください! そして、またいつか海外へ!

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JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。 また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。

残念ながら昨年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の一時帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていました。 現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で、国ごとに徐々に派遣を再開しており、ベトナムではすでに隊員が活動しております。派遣再開に関する最新動向は、JICA海外協力隊のホームページをご覧ください!

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3/13(土)の放送は、radikoのタイムフリーから!

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2021.03.13(土) 09:00

2021年3月6日(土)放送分 GUEST:田中 康代さん<前編>

2021年3月6日(土)放送分
田中康代さん<前編>

青年海外協力隊 2013年度2次隊でケニアに派遣

おはようございます、DJイタルです。
今週も春の特別編をお送りします。

今週のゲストは、番組159人目のゲストさんです。 青年海外協力隊 2013年度2次隊でケニアに派遣されていました、 田中 康代さんです。 職種は感染症・エイズ対策です。 大阪府のご出身です。 新型コロナウイルスの影響が世界中で騒がれていますが、田中さんもまた、コロナの影響を受けた一人なんです。 田中さんの場合は協力隊としてではなく、JICAの在外事務所スタッフとして。JICAには在外事務所と呼ばれる開発途上国の現地に事務所があります。 昨年3月に世界中のJICA海外協力隊が一時帰国をしましたが、その時、田中さんは中東のヨルダン事務所に勤務していましたボランティア調整員と呼ばれる協力隊を現地で支えるスタッフとして働いていたのです。 協力隊員を無事に一時帰国させ、その後、昨年11月に自身も日本へ帰国。 そして、今年2月にJICA二本松のスタッフとして福島へ。 大阪からアフリカ、それから中東。そして福島へ繋がる田中さんの青年海外協力隊の道。

さぁ始めますよ! 田中さんの国際協力の始まりは、お姉さんの影響だそうです。 なんて言ったってお姉さんも青年海外協力隊なんです! あざっす!兄弟揃ってJOCV! 確かにこの番組でも何人か、兄弟や家族、親戚で協力隊って方がいらっしゃいますので、身近に協力隊経験者がいることは大きなキッカケの一つなんですよね。 田中さんの場合、まずお姉さんでしょ、その後いとこでしょ、その後も職場の先輩の知り合いに、同僚のお姉さんと、忘れそうになると近くの誰かが参加して、田中さんに協力隊を思い出させてくれるそうです。笑 より身近な生の声やその熱を伝えられることも協力隊経験者の強みですから、素晴らしい連鎖です!ミイラ取りがミイラ的なやつですね。笑 田中さんは大学で福祉分野を学び、その後、公務員として5年、障害者施設で7年の勤務経験を経て、青年海外協力隊に参加します。 お姉さんやそれだけ周りに協力隊経験者がいれば、すぐに参加するかと思いきや、さまざまに迷いつつ、決心するまでに10年以上かかっています。

ここ最近の番組に出演いただいた協力隊の方は、みんな派遣までに熟慮の上、時間を掛けていますね。 前回の大澤さん教師生活7年、その前の堀田さんパチンコ店勤務12年。(※ぜひバックナンバーもご覧くださいね!) それもまた協力隊の道です。 当時、田中さんは、視覚障害者の施設で勤務されていたため、視覚障害者を支援するような職種で協力隊に参加したいと考えていましたが、うまくハマらず・・・ 協力隊には100を越える様々な職種があるんですが、ピンポイントでハマる仕事もあれば、時期やタイミングによって少ない職種もあったり、どんな職種がいいのか迷ったり悩む場合もあると思いますので、そんな時はぜひJICA二本松の「何でも相談窓口」までご相談下さい! 田中さんの勤務されていた視覚障害者の施設というのが、盲導犬を育てる訓練施設だそうです。 えーっと、犬の訓練所?? あ、ドッグトレーナーか?! いえいえ、犬にだけ携わっていればいいわけじゃない。

視覚障害者の社会参加の促進のための盲導犬と関わる仕事ですから、それは一方的なものではなく視覚障害者と盲導犬のどちらの理解も必要なんですって。それぞれを理解し、つなぐ仕事。そう、それって異文化理解も同じ。 そう、それって国際協力の根っこにあるものですよね。 自分に何ができるのか? 悩んだ田中さんが選んだ職種が「感染症・エイズ対策」。 福祉施設での社会経験がきっと活かされるし、盲導犬の啓発活動などの経験がきっと仕事につながると思って選んだそうです。

今度は人と人を‘つなぐ’仕事です。
さて、田中さんのケニアでの活動は、また来週です。 お楽しみに!

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JICA海外協力隊は、開発途上国の現地の人々とともに生活や技術の向上などに取り組む活動で、すでに5万3千人以上の多くの方々が参加しています。 また、帰国後は日本や世界で、協力隊の経験を活かした活躍が期待されています。

残念ながら昨年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全世界の派遣隊員の一時帰国を余儀なくされ、新規の派遣も延期されていました。 現在は、派遣先国での隊員の健康と安全確保を確認した上で、国ごとに徐々に派遣を再開しており、ベトナムではすでに隊員が活動しております。派遣再開に関する最新動向は、JICA海外協力隊のホームページをご覧ください!

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3/6(土)の放送は、radikoのタイムフリーから!

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2021.03.06(土) 09:00
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