福島県の西部、奥会津と呼ばれる地域に位置する金山町。
1000m級の緑豊かな山々に囲まれ、北部には新潟県に境を接する越後山脈の急峻な山並みが広がっています。町の中央部には尾瀬を源流とする只見川がゆったりと流れ、四季の移ろいを水鏡に映し出します。
町の東部には県内唯一のヒメマスの生息地である沼沢湖があり、四季折々に神秘的な表情を見せてくれます。全国的にも珍しい天然炭酸温泉をはじめ、様々な泉質の温泉が点在するほか、町の特産品である赤カボチャや天然炭酸水、絶景の秘境路線として知られるJR只見線を目当てに国内外から多くのフアンが訪れるなど、たくさんの魅力にあふれています。
金山町の歴史は古く、町内のあちこちから縄文時代中期の土器が数多く出土しているほか、中世には会津四家のひとつである山ノ内一族が町内に7つの城を築城。江戸時代には幕府が直接管理する領地「南山御蔵入地」となり、その一角を担う「御蔵入の民」ならではの誇り高い生活文化を受け継いできた地域です。